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8連勝中と絶好調、今年のベイスターズは2015年シーズンとは違う!

14試合を終えて9勝5敗の首位に立った我らがベイスターズ

 

1勝5敗の最下位スタートから怒涛の8連勝を決めて一気に首位に躍り出た、ジェットコースターさながらの勢いに「2015年シーズン前半を思い出す」「どうせ交流戦で落ちる」などの声もチラホラ聞こえてきます。

いや気持ちはよく分かるんです。あの時も5月半ばには貯金11を積み上げて、(今年はひょっとしていけるのでは…!)と期待させてからの大失速。一旦はなんとか首位に盛り返したものの、終わってみれば最下位転落。前半戦首位ターンからの最下位は史上初なんていう珍記録までオマケについたあのシーズン、ファンなら忘れられる訳がありません。

 

でも今年は違う!今年の強さは2015年の強さとは違うんです!

 

投手力が違う!(*^〇^*)

2015年チーム防御率 3.80(リーグ6位)

2018年チーム防御率 2.74(リーグ1位)

打線は水物とか、優勝するには打力より投手力とよく言われますが、ご覧の通り今年の強さの源は投手力です。2015年前半は先発が久保・山口・三嶋・井納・モスコーソ・高崎と揃っていたんですが、離脱したり中継ぎにモスコーソを回しているうちにどんどんいなくなり、6月にはもう三浦、育成から昇格したばかりの砂田、等を動員する始末。結局先発も中継ぎも焼け野原となってしまいました。チーム打率リーグ3位、チーム得点リーグ2位が示しているとおり打線で勝ちを拾っていくチームだったわけですね。

一方の今年は防御率リーグ1位!今永・ウィーランド・濱口が離脱した時点では2015年の二の舞になる可能性もあったわけですが、そこを京山・飯塚・東・バリオスが見事埋めてくれました。逆に先発3枚がこれから帰ってくるわけで、2015当時とは雲泥の差です。中継ぎに負担がかかっているのは心配ですが、今後改善する可能性が高いですし、二軍も含めた中継ぎの枚数自体が増えてますから一気に崩れることはないでしょう。

 

②層の厚さ・チーム成熟度が違う!(*^〇^*)

2015年のある試合のスタメンをご覧ください。

1中 荒波 

2遊 飛雄馬 

3二 石川 

4一 ロペス 

5右 梶谷 

6三 バルディリス

7左 下園

8捕 高城

9投 山口

 

……2015年6月6日、筒香を怪我で欠き、連敗真っ盛りの交流戦(対西武)でのスタメンです。攻守ともに不安しかない。

対して2018ベイスターズ、今のメンバーで仮に筒香が欠けたらどんなスタメンが組めるか。

 

1右 神里

2遊 大和

3一 ロペス

4三 宮崎

5捕 嶺井

6左 乙坂

7中 桑原

8投 

9二 倉本

 

さすがに筒香いないと破壊力に欠けますが、攻守ともにバランスはずっといいんじゃないでしょうか?その上梶谷が最初から欠けています。先ほど検証した投手陣は言うに及ばず、野手陣についても選手層の厚さが違う、代わりが効くのが今年のベイスターズの強みです。

また、2015年の新入団選手を見てみると、ドラフト1位・山崎康晃、2位・石田健大、3位・倉本寿彦、7位・飯塚悟志。ロペスが巨人から移籍した年で、筒香が新キャプテンに就任し、不動の4番として定着したのもこの年です。今振り返ると、今のベイスターズの「核」となる中心選手が揃いはじめ、チームが出来上がっていくスタートとも言える年であったことが分かります。まだチームとしての完成度が低かったですし、プロ野球ワースト記録となった68暴投を記録したのもこの2015年……

同じ選手でも、この時と今とでは踏んできた場数も違いますし、チーム成熟度が全く違いますよね!

 

セ・リーグの力関係が違う!(*^〇^*)

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思い出すのもおぞましい2015年の交流戦ですが、 この2015年というのはセ・リーグにとってターニングポイントとなった年だと思っています。

2015年以降の交流戦順位表を見てみると

2015年度 交流戦 チーム勝敗表 | NPB.jp 日本野球機構

2016年度 交流戦 チーム勝敗表 | NPB.jp 日本野球機構

2017年度 交流戦 チーム勝敗表 | NPB.jp 日本野球機構

 

2015年のセ・リーグ、弱い!w

この年はベイスターズが強かったというより、セ・リーグ各チームの力が拮抗していて、全体的にどこもチーム力が低かったんですよね。最終的にヤクルト巨人が抜けだしましたが、シーズン半ばにして全チームが3ゲーム差以内とか、セ・リーグ全チームが借金なんていう珍記録も生まれました。

で、この翌年からカープが25年ぶり優勝、ベイスターズが11年ぶりAクラス入りとなったわけですが……万年弱小チームだった広島・横浜と、強豪常連だった巨人、中日、阪神といったチームの力関係が逆転し始めたのがこの2015年だったのではないかと考えています。2018年4月16日現在の順位表を見るとAクラスが横浜広島ヤクルト、Bクラスが阪神中日巨人となっており、10年前と真逆だ!と話題になっていますが、これは春の珍事というより、実際にこういう力関係になりつつあるんだと思います。

まずカープが2013年ごろからAクラス入り→2016年から連覇、となったように、2015年ごろから力をつけはじめたベイスターズも2017年に初の日本シリーズ進出、そして今年は優勝争いに…と考える方が自然なのではないでしょうか。

 

蛇足ながら交流戦の順位表、セ・リーグのチームだけに注目してみてみると、おおよそですが交流戦の勝敗がシーズンの順位にリンクしてるのも面白いですね。…今年の交流戦、2015年に奪われた貯金を取り返してやる!ぐらいのつもりで行きましょう。期待していいと思います。

 

④まとめ

というわけでせっかく強いんだから強いうちに好きなだけポジり倒しておきました。いや今年はほんとにいける…いけると思うんだ…多分

連勝がストップした後、チームが不調の時期は必ず来るんですが、今年はそこでズルズルと落ちない力があると信じています。

まだシーズン始まったばかりですが、今後も元気にベイスターズを応援していきましょう!(*^〇^*)